[2024年8月5日]貿易統計速報値から読み取れること②
7月30日付けで触れた貿易統計速報値では、輸入はトルコからがもっとも多く、次いでロシア、米国、中国、ドイツとなっています。
輸出は中古車の再輸出の他はほとんどいわゆる一次産品で相手国は旧ソ連圏が主、輸入ではトルコをどう分類するか難しいところですが、いわゆる西側諸国とロシア・中国から。これが独立30年を経たジョージアの経済的な現実といえるでしょう。
国土発展のポテンシャルは優れていると思いますが、なかなか経済発展に結びついていないといえるようにも思います。外資導入による再開発などにもちろん期待はありますが、黒海のアナクリア港湾開発事業も紆余曲折を経てなかなか進んでいません。
写真はトビリシを流れるジョージア母なる川ムトゥクヴァリ(クラあるいはクル川)とせり出している古いバルコニー風住居。おそらく25年ほど前の写真です。政治経済の盛衰はあれ、こうした光景はおそらくもう何百年も変わっていないのかもしれません。
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