[2024年11月26日]ジョージア議会開会式
こちらのブログも少し間が空いてしまいました。11月23日はジョージアでもっとも大切な日の一つ、(秋の)ギオルゴバ(聖ギオルギ/聖ジョージの記念日)でした。政治的立場の違いを超えてSNSなどもお祝いのメッセージ一色でした。もっとも19日にはデモ隊の強制排除などの事件も起こり、現地の政治情勢はまだ当分落ち着きそうにありません。
11月25日には新たに議会が開会を宣言しました。しかし、与党ジョージアの夢以外の4野党は選挙の正統性を認めておらず参加しませんでした。議会の模様はYouTubeでも見ることが出来ます。
与党名誉総裁のイヴァニシュヴィリ、党首のガリバシュヴィリ前首相、コバヒゼ現首相、パプアシュヴィリ議長などの姿も見えます。一方でズラビシュヴィリ大統領はこの動きを非難して、ジョージアにもはや議会は存在しないとビデオメッセージで述べたそうです。
非難の応酬はしばらく続くことと思います。社会生活へのすぐの影響はわかりませんが、政治への信頼という大きな問題は、ヨーロッパ統合路線とロシアやイラン・トルコといった地域大国の動向という地政学的な命題とも関わりながら、その日常生活にもじわじわと影響を及ぼしていくことと思います。熱しやすいジョージア人ですが、バラ革命以来、国内では極力平和的な政治解決の道を探ってきたと思います。分裂した状態の早い解消が求められるところですが、少し時間がかかるかもれません。
写真はジョージアの象徴、ムツヘタのジュヴァリ聖堂(十字架聖堂)。聖ニノの導きによるジョージア改宗の象徴です。色褪せていますが、1995年秋にまだアナログのカメラで撮った自分にとっても思い出深い写真です。
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