[2024年9月7日]歴史無き時代とスティーブ・ウインウッド
以下は少し前に書いたのですが、メキシコ出張などもあって書きかけでそのままにしていました。それなりに面白がる方もいるかと載せてみます。ほぼ8月初めの文章です。
まだ神奈川高大連携講座を引きずって?います。高校生に今回は問いかけを控えましたが、次回、21世紀までカバーするときにはどうしてもきいてみたいこと、それは、YouTube時代の歴史学についてです。すべて(ではないことがとても重要ですが)が再生可能となりました。歴史の一回性をどう考えるか。
これと関係するか、しないか、たまたまYouTubeで私の中学時代のアイドルの一人スティーブ・ウィンウッドのライブを見つけました。何と2024年8月7日のニューヨークマディソンスクエアーガーデンのコンサート!驚いたのはあまりの健在ぶり。あの特徴的なボーカルは衰えを見せていない。76歳にして、Timmy Thomasの偉大なクラシックWhy Can't We Live Togetherをソウルフルにうたいあげるスティーブ。中学時代にハイヤーラブがはやったときも、ロックスターのウィンウッドのブルーアイドソウルぶりに驚いた声があったようなかすかな記憶があります(勘違いかもしれないですが)。あまりに守備範囲が広すぎて、どこでもレジェンドなのに分類できないために特に日本では知名度にいささかかけるような。2011年にクラプトンとの合同で来日していたようですが。もっとも事情はアメリカでも似たようなもののようで、今回もドゥービーブラザーズのオープニングアクトだったのか、逆ではないかとの書き込みもありました。
ただ、何よりも本人が実に生き生きと楽しそうにライブをしている。相変わらずのマルチプレイヤーぶりも健在。Roll With Itも懐かしすぎる。思い出すと、なんといってもハイヤーラブのミュージックビデオが懐かしい。しかし、2024年、76歳になっても、偉大なスティーブ・ウィンウッド、本当に凄い。日本でもギミギミサムラーヴィングと唱和してみたいものです。
私にとっては約40年の歴史が、ブラインド・フェイスやトラフィックをリアルタイムで知っている方々にとっては60年近い歴史を感じるという。それをほぼリアルタイムで自宅で無料で視聴できる時代。閑話のようでやはり専門にも関係します。変わるところと変わらないところの落差の多い時代と感じました。
冒頭に記したように8月末にメキシコに出張しましたので、その印象も少しづつここで紹介できればと思います。ジョージアの政治ニュースの話も次々に入っていますし、次の出張の準備もしなければなりませんし、はなはだ慌ただしいですが。。
写真は先月末に訪れたメキシコシティの人類学博物館から。歴史の濃度に圧倒されました。
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